第72回
「五月人形・こいのぼり」について②
≪放送内容概要≫
●五月人形の種類
→五月人形は大きく分ければ2種類あります。
①鎧飾り(よろいかざり)
鎧と兜が揃った、甲冑全てを飾るタイプで、
豪華で本格的に飾りたい方にオススメの五月人形です。
一般的には大型から中型の飾りが多く、
比較的に高価な物が多いのが特徴です。
②兜飾り(かぶとかざり)
甲冑の兜の部分だけのもので、
コンパクトな物から着用できる大型の物まで、
最も種類が多く代表的な五月人形です。
一般的に弓と太刀の飾り「弓太刀(ゆみたち)」を添えて飾ります。
さらに飾り方での種類の違いです。
①平飾り(ひらかざり)
平台飾りとも言いますが、一段のみの飾り台や、
床の間などに毛氈(もうせん)などを用いて直に飾り付ける方法を、
平飾りと言います。
この平飾りが一般的な飾り方になります。
②収納飾り(しゅうのうかざり)
パッと見の見た目は平飾りと似たような形にはなりますが、
飾る台に、五月人形やお道具を収納でき、
住宅事情の変化もあり、最近の主流になっている飾り方です。
収納スペースの関係で飾り台には高さがあります。
やはり、コンパクトに収納できるというのがポイントです。
③段飾り(だんかざり)
主に三段で構成された飾り台で、もっとも豪華な飾り方です。
ただし、それだけに非常に大型で飾る場所・収納場所が必要です。
アパート住まいや、床の間がないご家庭が多い最近では
あまり見かけなくなりました。
実際に着用できる鎧兜もありますよ。
④ケース飾り
ガラスやアクリルのケースの中に、
五月人形とお道具が全てセットされているものです。
常にケースに守られているため、ホコリなどの影響を受けにくく、
最も飾りつけも簡単で、メンテナンスがしやすい五月人形になります。
価格体も手頃なものが多く人気がありますね。
⑤着用飾り(ちゃくようかざり)
これは、飾り方とはまた少し違って、
鎧兜の「つくり」の違いになりますが、
段飾りのところで少しお話したように、
実際にお子様が身につけることができる鎧兜が着用飾りと言われます。
鑑賞用だけでなく、着用なので、
サイズも大きめに出来ていて立派なものが多くなります。
だいたい2~3歳くらいのお子様であれば、
実際に着ることができると思います。
ですので、飾るだけでなく、実際に兜をかぶってみて、
記念写真を撮ってみてもいいかもしれませんね。
とはいえ、着るために作られているというよりは、
着られるくらい大きく、立派に作られているという意味合いが
強いですので、あまり無茶をして壊さない程度にしましょう。
●おすすめの五月人形は?
→見栄えもしてオススメなのは、着用飾りの収納タイプですね。
着用なので立派ですし、収納タイプでコンパクトに収納できるのが
人気の理由になっています。
その他のデザイン的な部分は、どうしてもお好みが分かれてきますが、
ゴールドベースが好きか、シルバーベースが好きか、
あとは、兜の前立て部分のデザインの好みですね。
伊達政宗や上杉謙信をはじめとした、戦国武将を
模った(かたどった) 五月人形が人気を集めています。
あとは実際にお店で見てみて、直感的に「かっこいい!」と
感じるものが良いと思います。
他には、会津塗の収納台を使ったものなど、
福島の地元の良さを取り入れたオリジナルの人形もオススメですよ。
●名前旗・室内こいのぼりのご紹介
→五月人形の脇飾りとしてぴったりな名前旗もオススメです。
お子様のお名前を刺繍でお入れしますので、
次男・三男のお子様が生まれた際にも、
自分だけのものという印象があって嬉しいかなと思います。
ギフトプラザの名前旗は、
きちんと書き順通りに刺繍をしているのも特徴です。
また、室内用のこいのぼりも最近人気の商品です。
アパート・マンション住まいの方が多くなり、
なかなかこいのぼりを飾れないという声をお聞きします。
ベランダ用のこいのぼりなどもありますが、
室内に手軽に飾れるこいのぼりもオススメしています。
室内でもきちんと泳いでいるように見える工夫がされています。
ぜひ一度、お店でご覧になってください。