●年賀状のはじまり
→日本では平安時代から明治時代にかけて、年が明けてからお世話になった方々に直接年始の挨拶に回る習慣がありました。
しかし、遠方で挨拶に行けない場合は書状を送っていたようです。
それが簡略化されたのが年賀状の始まりです。
明治から、大正、昭和のはじめにかけて順調に伸びてきた年賀状の習慣も戦時中、一時期ほとんどがその姿を消してしまったのですが、戦後、昭和24年から発行され始めた
お年玉付き年賀ハガキの発売のおかげで、再び息の長い文化として定着してきました。
現在はメールで新年の挨拶を済ませてしまうという若い方も多いかと思いますが、やはり届いたら嬉しいもの。
また、結婚などをして家庭をもつとメールで挨拶…というわけにはいかない場合も出てきます。
お子様がいらっしゃると、かわいいお子様の写真入りの年賀状も良く見かけますね。
せっかくの日本の伝統文化を守る意味でも、毎年年賀状を送っていない方も、今年は出してみてはいかがでしょうか?
●喪中欠礼ハガキについて
→年内に家族が亡くなった場合は喪中欠礼ハガキを出すのをお忘れなく。
一般的に喪中ハガキを出すとされている範囲は、1親等と2親等までの家族になります。
同居の有無や親密度によっても判断が分かれる場合もあるかとは思います。
絶対というものがあるわけではありませんので、2親等以上で別居の場合は、自分の気持ちを優先しても良いでしょう。
郵便局の年賀状の受付が今年は12月15日からですので、なるべく早めに準備して、12月上旬には届くようにしましょう。
●喪中欠礼ハガキを出していない人から年賀状が届いたら?
→基本的には、毎年きちんと年賀状を送っている方、
そして年賀状が届いている方に対しては喪中欠礼ハガキを送っているはずですが、出し漏れがあったり、思いもよらない方から年賀状が届く場合もあるかもしれません。
その場合は、「喪中のため、年頭のご挨拶を遠慮させていただきました」として、寒中見舞いを出すといいですね。
●喪中の方へ年賀状を出してしまったら?
→逆に、喪中と知らずに年賀状を出してしまった場合についてです。
年賀状を投函してしまった後に喪中ハガキが届いたり、年末に亡くなってしまったりという場合もあるかと思います。
まずは気付いた時点で、電話などでお詫びをするのがいいと思います。
その後、年が明けてから寒中見舞いなどで、改めて年賀状を送ってしまったことへのお詫びと、故人のご冥福を祈る言葉をお伝えするとさらに丁寧ですね。
●喪中ハガキが届いたら
→この時期、思わぬ方から喪中ハガキが届き、最近では、ゆかりのある方が亡くなったことを喪中ハガキで知る場合が増えているようです。
この背景には、家族だけで葬儀をするという、家族葬という形が増えていることも影響してるかもしれませんね。
今更ご香典を送るのは心苦しいし…という場合、お悔やみの言葉とともに、進物用のお線香を「喪中御見舞」としてお送りすることをオススメしています。
お線香の老舗「日本香堂」さんのCMでも、このような話をお見かけしますね。
ギフトプラザでもご進物用のお線香をいくつかご用意しています。ぜひご相談ください。